【ネタバレなし】『GOODBYE WORLD』クリアレビュー!創作活動の本質を見つめ直す駆け出しゲーム制作者の物語

ゲームレビュー

今回は発売当初から気になっていた「GOODBYE WORLD」をプレイしました。
この記事ではゲームの良かった点・気になった点についてお伝え出来たらなと思います。
ネタバレには十分配慮して書いているつもりですので、このゲームが気になっていて買おうか検討している方は是非最後まで読んでいってください。

『GOODBYE WORLD』の基本情報

『GOODBYE WORLD』の開発元はYO FUJII。パブリッシャーはFryhigh Works, IndieArk。 2022年11月17日発売で価格は1200円。

GOODBYE WORLD on Steam

過去と現在のギャップに悩む1個人ゲーム制作者の物語

このゲームはプログラマーの「蟹井」とイラストレイターの「熊手」という2人の女の子たちのゲーム制作の物語を、過去と現在の2つの視点から読み進めていくアドベンチャーゲームです。

▲左が「蟹井」で右が「熊手」。お互いに好きなものを楽しんでいる。

2人は専門学校で出会い、卒業後は個人ゲーム制作者としてともに協力してゲームを作っていくことになるが、現実はそう上手く行かず…というのがお話の始まり。

ここで気を付けてほしいことが、『GOODBYE WORLD』はこの2人のゲーム制作が紆余曲折を経て最終的に秀作を生み出し、世界で大ヒット!…なんて単純なサクセスストーリーということではないということです。
そのため割と終盤まで辛いお話が続きます。そういったお話に耐えられない人はプレイを控えるか覚悟したうえでプレイするのをお勧めします。

良かった点

とまあ、ストーリーとしては辛い部分の多い本作ですが、それを考慮しても良い部分が多い作品だと思います。ここからは私がプレイして感じた良い部分をご紹介します。

懐かしい!レトロなグラフィック

本作は全てがドット絵で表現されたレトロなグラフィックで、また設定でノイズが入った様なフィルターをかけることもできるので、さながらブラウン管テレビでプレイしているような気分になれ、最後まで飽きずにサクサクプレイすることが出来ました。

ドット絵や懐かしいグラフィックのゲームが好きな人は是非プレイをおすすめします!

▲キャラクターも細かく動き、見ていて飽きない素晴らしいドット絵。初見「MOTHER」味を感じすぐに気に入りました。

単純だけど面白い!ミニパズルゲーム「BLOCKS」

本作はジャンルとしてはお話を読み進めていくアドベンチャーゲームですが、チャプターの合間合間に「BLOCKS」というミニゲームパートが挟まります。

▲どこか既視感のある携帯ゲーム機(笑)。画面にヒビが入っていたり、シールを張ってデコレーションしていたりと当時はこんなゲーム機でプレイしていた人もいるのではないでしょうか?

「BLOOCKS」はその名の通りブロックを取得・配置し、ゴールまでの道を切り開いて行くアクションパズルゲームです。
操作は単純ですが、ステージが進むごとに難易度が指数関数的に上昇して終盤は高度なアクションが求められたりします。(昔のゲームって結構難しめのものが多いのでその再現でしょうか(笑)。)
しかしクリアできなければ次のお話へ進めません…なんてことはないのでこの辺は気にしなくてもいいと思います。
本編を進めていく途中でクリアできなくても個別に「BLOCKS」をとことんプレイできるモードもあります。是非プレイして全ステージクリアを目指してみましょう。

▲真っ暗な洞窟ステージや
▲溶岩がせり上がってくる火山ステージなどかわいいキャラクターの見た目に反して、高難度なステージも少々

気になった点(むしろこっちが重要かも)

良かった点も多い今作ですが、一方でプレイ中に気になった点もいくつかありましたのでそちらもご紹介します。しかしここで紹介するのは一概に酷評というわけではなく、裏を返せば本作の本質とも言える部分なので是非目を通して欲しいです。

ボリュームは少な目

実際に私がプレイしてみてクリアまでかかった時間は2時間弱でした。やりこみや周回要素などはなく正直1200円でこのボリュームは少し物足りないと思いますね…。
しかしアドベンチャーゲームとして見ればエンディング後の満足感は高く、値段とプレイ時間に関しては本作を一本の映画として見た場合コスパは非常に良いと思います。
そうしたことからボリュームや値段で悩んでいる人は、自分が本当にやりたいかやりたくないかで判断しましょう。(私も以前はリリースからセールまで我慢して待っている…なんてことが多かったですが、その間に次の新作ゲームの情報が出たりして結局ゲームにかけられる時間が減ってしまい、満足にゲームが楽しめなかった苦い経験があります(笑)。)

辛い現実と向き合うストーリー

冒頭でも触れたのですが本作は割と終盤まで辛いお話が続きます。

ここで多く語ることはできませんが、これからプレイしようと考えている人には是非エンディングまで進めてほしいです。


このゲームで出てくるシーンやセリフには創作活動の本質を見つめ直すきっかけになるものが多く、クリエイターとして活動中、または活動していた人には是非プレイしてほしいと感じました。
またゲームが好きな人、ゲーム制作に少しでも興味がある人でも、本作で個人ゲーム制作者の物語を覗いてみるのも良いのではないでしょうか

総評:クリエイターだけでなくゲームをプレイするすべての人にプレイしてほしい一作

ここまで読んでいただきありがとうございました。今回は『GOODBYE WORLD』をレビューさせていただきました。

本当はネタバレ含めて各々のシーンやセリフについて、自分の見解を述べるような形にしたかったのですが、プレイのきっかけを潰してしまうような記事は書きたくなかったのでこのような形になりました。この記事を読んでプレイしたい気持ちを持ってもらえたなら幸いです。

今後も基本的にはネタバレなしのレビュー記事を投稿していきたいと思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

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